「松田、俺らは死なねえよ?行ぐべ」 「うん、流れは速いけど浅そうだし」 「……わかった。注意していこう」 阿久津さんも同じく思っていたみたい。 岩がゴツゴツしているから、そこを掴みながら進めば行ける、そんな強い気持ちで水に足を浸した。 思った通り、水深は浅かった。 あたしでも腰までないくらい。 だけど、思ったよりも流れを体に受けて、体を支えるのがやっとだった。