なんて甘い。 ここに来てこういう食感のものを食べていなかったせいか、喜びが体の底から胸に押し寄せて、身体じゅうがぞわぞわ騒ぐ。 甘みが口の中に広がって、耳の下がぎゅーっと痛くなる。 しかもお芋みたいな、食べてる!食べてます!って噛み応え。 「弥生ぢゃん?」 美味しくて、嬉しくて。 逆に今ままであたしがどんな食べ方をしていたかを思い出して、腹が立った。 ヒモが渋いとか、黒いとこ邪魔とかいいながらそれを避けてちまちま食べて、挙句の果てにぜんぜん食べないで捨ててたことも…