「うわーっはっはっはっ!!」 病人とは思えないほどの声と動きで、どうやら敵と戦ってる?みたい。 「あああ!来るな!来るなぁ!」 「山根さん…」 「うわあぁぁ!」 え? 様子が変わった。 今度は目の前を手で必死に振り払っている。 さっきまでの猛々しさはなくって、まるで怯えた子供みたい。