浮ついた気持ちで昇さんを意識して、そのドキドキでごまかしてきたけど、あたしはずっとこの時代のこの場所でアウェイで、頼れる人が昇さんしかいなくて。 なのにその昇さんがこんな…、亡くなった人の衣服を剥ぎ取って平気な顔をしてるなんて、なんだか知らない人になってしまったみたいで。 でもそうじゃなかった。 こんな得体のしれないあたしの話を信じてくれて、さっきだってこの人にすごく長いこと手を合わせてた。 あたしのために衣服を取り上げることを、詫びていたんだ… 全ては突然現れたあたしのため…