昨日の昇さんだったら、仕方ないな、って、抱きしめてくれたんじゃないかとか、あたしがさっきあんなこと言ったから怒ってるんだとか、そんなことを思ったら余計に泣けてきて、自分でもなんで泣いてるのか訳がわからなくなってきた。 「服も拝借する。腐敗が進んでいるから崩れて臭うかもしれん。離れていろよ」 あたしは、動かなかった。 というか動けなかった。