だけどあたし、ドキドキして絶対に眠れないって思っていたのに、いつの間にかぐっすり眠っていたんだ。 「あの、昇さん、ありがとう。昇さんは寝苦しくなかった?」 「苦しくはなかったよ。だけどヨダレとイビキがなぁ」 「えっ、本当に?ごごごめんなさいっ!」 「冗談だよ、ははは。ほらこれ」 「あ、いただきます」 結局またからかわれて、朝食に乾パンと金平糖をもらった。 昇さんに教えてもらいながら天幕を畳んで、毛布も畳み、昇さんがそれをリュックにセットし終わると、あたしたちは歩き始めた。