言うが早いか、昇さんがあたしを肩に担ぎあげた。 「おお、思ったより重いな」 「何それ!そういえばさっきも栄養状態が良いとかなんとかいって、女の子に向かって失礼じゃない?」 「女?どこに女がいるんだ?なぁ生男?」 「ばかぁ!降ろして!」 「ははは」 降ろされた時、地面にドスンとならないように腕で支えてくれてた。 どきん。 顔が、近いよ。 日に焼けて浅黒い肌に、瞳の白と歯が眩しい。 鼓動が一気に加速する。