「とりあえず盗聴器仕掛けるのはやめろ。法律に引っ掛かることは向こうの立場的にマズいし、お前犯罪はしねーとか言ってたろ」 「……はーい。じゃあコレどうしよ」 「………分解して処分しろ」 ため息をついて妹の部屋を出た。 羽咲のストーカーは今に始まったことじゃないんだけど、問題というか、問題にならない理由というか……。 向こうの両親、二人とも弁護士。