「もう、本当にうーは……」
ありゃ? なんか残念なことしちゃった……? 呆れられてしまった雰囲気……。
ぱっと顔をあげた総真くんは、困ったような笑い方をしていた。
「可愛いね」
……ぅえ?
「いつまでも見ていたくなる」
な……んか、総真くんの声音が艶っぽくて体温があがる……!
「それは……私がどうにかなっちゃうかと……」
総真くんにいつまでも見てなんていられたら……
「どうにか?」
こてん、と小首を傾げる総真くんに、大きく肯きながら答える。
「溶けるか爆発する」
「なんでうーは軽々と人類を超えるの」
「総真くんにはそうしてしまうほどの力があるということです」
これが惚れた弱みというやつだろうか。
なんて考えていると、総真くんの声が少し低くなった。
「……うーは、いつまで待ってくれる?」



