「……大変過ぎるよ、女性って」
「だから女の人は強くなるよ? お腹痛いのだって、波動球をお腹に喰らってるようなものだよ」
「死んじゃうよ! う、うーほんとに大丈夫⁉」
泡喰った僕がおかしかったのか、うーはまた少し覗かせた顔でくすりと笑った。
「うー?」
「出産が命がけなのは、みんな一緒なんだよ? 私もほぼ毎月こんな状態になってるし……」
そんな……僕が知らない間に、うーはこんなに苦しんでいたなんて……。
話しにくいことだったかもしれないけど、すごく申し訳ない。
「うー……」
「そんな顔しないで、総真くん。誰が悪いとかあるんじゃないんだし。……お母さんも美結さんも、こんな感じだったと思うよ?」



