「……?」
うーは目をぱちくりさせている。
「満点一位じゃなくても、うーをデートに誘いに来たんだ」
「………え」
「あの条件を出した時は、うーに好いてもらってるって気づいてなかったから……。でも、今は違う。うーのこと、妹みたいな子、じゃなくて、一人の女の子として見てる。だから、条件つきのは友達のお出かけって感じで、今日のは、デート」
「……―――っ」
……隙間からみえるうーの肌が真っ赤になった。
「うー、俺とデートするのやだ?」
「………」
あれ。反応がない。
「うー? おなか痛いのひどくなっちゃった?」
「……血が頭にのぼってた……」



