という俺も、大して知らないけど
でも
杏がいい奴なのは知ってるから
「兄さん、あの金髪の子が好きなの?必死だよね、ほんと。烈火もそうだけど」
「杏は仲間だ」
そう
俺が好きだとか、そんなの関係ない
杏がみんなに向けてくれるあの笑顔や優しさを、守りたいだけ
「その子、人のこと刺してるんでしょ?死んでなかったからいいけど、死んでたら殺人犯じゃん」
…大和は誰に何を聞いたんだろうか
刺したって確か、サトルってやつの事だろ?
はぁ
「俺のこと動揺させたいのか知らねーけど、あんまり知った口叩くなよ。俺はあの頃、お前らのこと、刺せるなら刺し殺したいくらい、嫌いだったよ」
そうしなかったのは、勇気がなかったし
その気力がなかった
もし今……あんなに幼い時じゃなければ
自分の意思で刺してたかもな
それはわかんねーけど
動揺させるつもりなら間違ってる
「おもしろくないね。もっと動揺すると思った。さっきみたいに、感情剥き出して殴りかかってくるかと思った」
でも
杏がいい奴なのは知ってるから
「兄さん、あの金髪の子が好きなの?必死だよね、ほんと。烈火もそうだけど」
「杏は仲間だ」
そう
俺が好きだとか、そんなの関係ない
杏がみんなに向けてくれるあの笑顔や優しさを、守りたいだけ
「その子、人のこと刺してるんでしょ?死んでなかったからいいけど、死んでたら殺人犯じゃん」
…大和は誰に何を聞いたんだろうか
刺したって確か、サトルってやつの事だろ?
はぁ
「俺のこと動揺させたいのか知らねーけど、あんまり知った口叩くなよ。俺はあの頃、お前らのこと、刺せるなら刺し殺したいくらい、嫌いだったよ」
そうしなかったのは、勇気がなかったし
その気力がなかった
もし今……あんなに幼い時じゃなければ
自分の意思で刺してたかもな
それはわかんねーけど
動揺させるつもりなら間違ってる
「おもしろくないね。もっと動揺すると思った。さっきみたいに、感情剥き出して殴りかかってくるかと思った」



