「なんで倉庫に行かへんの？みんなを守りに行くべきやろ。あんたが1人で何かするのは、おかしいやろ。silver KING倒す？アホいいなや。そんだけで収まる話でもないこと、わかってるやろ」
杏は声を荒げずに淡々と朔に話し続ける
杏の言ってる事は正しい。
朔は、チームの奴らを守るために、行くべきだった
「あんたは1人と違うやろ？仲間いるやろ？あたしもいる。やのになんで…なんで1人で抱え込むのよ。あたしらに喧嘩売ってんの？」
ちがうよ。そう否定する朔の後ろで、倒れていた男が拳を飛ばしてくる
間に合わない
そう思ったが、杏が朔から視線を逸らさずに、その男を沈める
「泉と志木と一緒に、水瀬のところ行ってきた。そんで全部聞いた。朔がなにで脅されてたかも、朔の家族がどうやって巻き込まれてるかも。
はっきりゆうて、あたしが原因や。あんたがこうなってんのも、家族が巻き込まれてるのも」
杏はただ静かに
朔に語りかけた
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