「車から飛び降りて、逃げまわってて…携帯充電ないし…連絡できずに。撒きながらここに戻ってきた」
なんでやろ
朔は帰ってきてくれたのに。
あたしでも車から飛び降りたり何回もしてるし、わかるんやけどさ、そーゆう状況
でもなんやろ
この胸騒ぎは
「ごめ!俺ついて行ったらよかった」
泣きながら響は朔に飛びつく。朔はケタケタいつも通り笑ってる
「俺がこんなんでくたばる訳ないだろ!アイスは買いそびれたけどな!ガハハハ」
いつもと変わらへん
わかってる
でもさ
「なんか、おかしい」
聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で、あたしの本音は口から漏れる
それを聞き逃さないのは志木だ
「……車が行った方向。時間はかかりますが、防犯カメラをあたってみます」
ありがとう。ごめんな、志木
志木も忙しいのにさ
でもなんかすごく、嫌な予感がするねん
朔の笑顔みてたら
泣きそうなるねん
「おい、朔」
泉が響を引き剥がして、朔の真正面に立つ
「なんか、あったろ」
なんでやろ
朔は帰ってきてくれたのに。
あたしでも車から飛び降りたり何回もしてるし、わかるんやけどさ、そーゆう状況
でもなんやろ
この胸騒ぎは
「ごめ!俺ついて行ったらよかった」
泣きながら響は朔に飛びつく。朔はケタケタいつも通り笑ってる
「俺がこんなんでくたばる訳ないだろ!アイスは買いそびれたけどな!ガハハハ」
いつもと変わらへん
わかってる
でもさ
「なんか、おかしい」
聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で、あたしの本音は口から漏れる
それを聞き逃さないのは志木だ
「……車が行った方向。時間はかかりますが、防犯カメラをあたってみます」
ありがとう。ごめんな、志木
志木も忙しいのにさ
でもなんかすごく、嫌な予感がするねん
朔の笑顔みてたら
泣きそうなるねん
「おい、朔」
泉が響を引き剥がして、朔の真正面に立つ
「なんか、あったろ」



