「なーなー、泉?」
「ん?どうした?」
「朔にあたしの声は届く?」
その言葉を聞いて助手席に座る杏を見た
なんだかとても、悲しい気持ちになる
どういうことなのか
はっきりとは分からなかったけど
「いつもの朔に、戻ってくれるやんな…」
遠くの方をみて、話しているような、そんな感じがした
大丈夫
それしか言えない
杏には
俺の声は届くんだろうか
杏がもし、今の朔みたいな状態になった時
杏は俺の声を聞いてくれるんだろうか
それから一言も話さずに数分間車を走らせた。朔の実家は街の方からは離れている
倉庫に行ったのが全員ではないとするなら、朔の実家か、大和の周りには絶対何人かいると思って間違いない
こっちは杏と俺だけ
まぁ、戦力的にはいけるか
そして朔の実家の、すぐそこまできている。この大きな公園の角を左に曲がれば、朔の家!
そう思ってアクセルを踏むと
ハンドルを握る手を杏に掴まれた
「公園!!入口戻って!朔おった!」
なんちゅー目してるんだよ…
「ん?どうした?」
「朔にあたしの声は届く?」
その言葉を聞いて助手席に座る杏を見た
なんだかとても、悲しい気持ちになる
どういうことなのか
はっきりとは分からなかったけど
「いつもの朔に、戻ってくれるやんな…」
遠くの方をみて、話しているような、そんな感じがした
大丈夫
それしか言えない
杏には
俺の声は届くんだろうか
杏がもし、今の朔みたいな状態になった時
杏は俺の声を聞いてくれるんだろうか
それから一言も話さずに数分間車を走らせた。朔の実家は街の方からは離れている
倉庫に行ったのが全員ではないとするなら、朔の実家か、大和の周りには絶対何人かいると思って間違いない
こっちは杏と俺だけ
まぁ、戦力的にはいけるか
そして朔の実家の、すぐそこまできている。この大きな公園の角を左に曲がれば、朔の家!
そう思ってアクセルを踏むと
ハンドルを握る手を杏に掴まれた
「公園!!入口戻って!朔おった!」
なんちゅー目してるんだよ…



