ほんと、私は泉という人間がたまに恐ろしくなる。
あまりにも真っ直ぐだから
「杏を傷つけないようにってゆうのは、分かるけど。杏に関係ない話じゃない。あの子も知る権利はあるし、あの子と一緒に…
俺たちが悩んであげなきゃいけないはずだ」
俺たちが決めていい事じゃない
「俺はただ、状況把握をしたくて、志木さんに声をかけたんです。決して、俺たちだけでなんとかしようなんて思ってません」
「……どっちも傷つく結果なのに、どうして杏様に言えるんですか?」
「…どっちも傷つく結果だとしても。杏が決めた道を支えてあげたいから」
そして最後に言った
「杏は、そんなに弱くないよ」
そう笑った泉は、不安と強い覚悟が入り混じった、そんな顔をしていた
そして水瀬のいる部屋に戻っていった
覚悟ができてないのは私の方でした
この事を終わらせるのに、杏様が傷付かずに終わる方法なんて、無いのは分かっていたのに
私は、杏様を傷つける覚悟が持てなかった
あまりにも真っ直ぐだから
「杏を傷つけないようにってゆうのは、分かるけど。杏に関係ない話じゃない。あの子も知る権利はあるし、あの子と一緒に…
俺たちが悩んであげなきゃいけないはずだ」
俺たちが決めていい事じゃない
「俺はただ、状況把握をしたくて、志木さんに声をかけたんです。決して、俺たちだけでなんとかしようなんて思ってません」
「……どっちも傷つく結果なのに、どうして杏様に言えるんですか?」
「…どっちも傷つく結果だとしても。杏が決めた道を支えてあげたいから」
そして最後に言った
「杏は、そんなに弱くないよ」
そう笑った泉は、不安と強い覚悟が入り混じった、そんな顔をしていた
そして水瀬のいる部屋に戻っていった
覚悟ができてないのは私の方でした
この事を終わらせるのに、杏様が傷付かずに終わる方法なんて、無いのは分かっていたのに
私は、杏様を傷つける覚悟が持てなかった



