水瀬の目線は志木さんに注がれた
「本当に昔から厄介だよ、お前。執事だかなんだか知らないけどさ…」
ククククと笑いながら水瀬は立ち上がる
志木さんと杏に、目線がいかないように間に立つ
「あの日、お前も殺しておけば、こんなに手こずらずに済んだのに!!!!!」
叫んだと同時に水瀬が何かを投げる
分からないけどそれに、咄嗟に手を伸ばして、志木さんに飛んでいく何かをキャッチして気づいた
「いてっ」
その何かは、俺の掌を傷つけた
「ちょ、泉!!」
バッと杏が俺の手を引き、掌を見ると、血がでている。
何だ?何かの破片?
もう、助國さん、何持たせてんだよ…
「大丈夫?待って、ここ病院やし、包帯あるやろ」
杏が焦るけど、今はそこじゃないから。
大丈夫。そう言ってあたふたする杏を止める
「赤羽組に東堂をけしかけて、何がしたいんですか?摘発されるのを早めたいように思えますが。理由が分かりません。あなたに…スコーピオンに何か利点があるのです?」
無表情の志木さん。
怒ってる
そんな風に思えた
「本当に昔から厄介だよ、お前。執事だかなんだか知らないけどさ…」
ククククと笑いながら水瀬は立ち上がる
志木さんと杏に、目線がいかないように間に立つ
「あの日、お前も殺しておけば、こんなに手こずらずに済んだのに!!!!!」
叫んだと同時に水瀬が何かを投げる
分からないけどそれに、咄嗟に手を伸ばして、志木さんに飛んでいく何かをキャッチして気づいた
「いてっ」
その何かは、俺の掌を傷つけた
「ちょ、泉!!」
バッと杏が俺の手を引き、掌を見ると、血がでている。
何だ?何かの破片?
もう、助國さん、何持たせてんだよ…
「大丈夫?待って、ここ病院やし、包帯あるやろ」
杏が焦るけど、今はそこじゃないから。
大丈夫。そう言ってあたふたする杏を止める
「赤羽組に東堂をけしかけて、何がしたいんですか?摘発されるのを早めたいように思えますが。理由が分かりません。あなたに…スコーピオンに何か利点があるのです?」
無表情の志木さん。
怒ってる
そんな風に思えた



