でもいい

「殺せよ、好きに。俺を脅しても、仕事はしない」

こいつらが、関係ないと思った俺を、無事に帰すとは思わないけど。
でも…


引き受けることもしない


突然の状況で混乱してるけど


ただ一つ言えるのは


俺が大事にしてるのは、仲間だということだ



じーっと見つめられて、俺は目を逸さなかった



「いい!君いいよ!!朔だっけ?名前。うちで条件とかなしで、働きなよ」


目をキラキラさせる男
は?こいつ話聞いてた?


「だから!」


もう一度言おうとした




けど男は、俺との距離をパッと詰めて、俺をベッドから引きずり下ろした


いってぇ…

床に叩きつけられて脳が揺れる

全然元気じゃねー


立ち上がろうと腕に力を入れるが、上から背中辺りを押さえつけられる


「くっそ!退けろよ」

「……今にお前の方から、仕事を手伝わせてくれって言うよ」

「は?何回も言わせんな!あの男がどうなろうが!!!」


俺の知ったこっちゃねぇよ


そう言おうとしたら、ひらひらと何が目の前に落ちてきた