愛は惜しみなく与う④

隣の泉は、バレないように笑ってる


「あ、そうなんですね!びっくりしました。私は新と付き合ってます。佐野皐月といいます。よろしくお願いします」


謎の自己紹介
タイミング悪いわ、ほんまに


「世話係ってなんや」

「ん?世話してたろ?」

「……はぁ。もうあんたら疲れるわ」


あたしは皐月ちゃんとのんびりしたかったのにさ?てゆうか志木は何しに来たんやろ

気になるけどこんな所で聞けるわけもなく。

執事モードじゃない志木は、多分ただのシュッとしたイケメン

でも、あたしからしたら執事モードの志木は、すんごい陰気で陰湿で、暗い感じがする

そう、陰湿

この言葉はしっくりくる


「えっと…2人はお付き合いしてるんですか?」


そこに突然皐月ちゃんがぶっこんできた。お付き合い??あたしと志木?


「か、鍵もってるみたいだったんで。むしろあたし達お邪魔なのかな?」


え、どうしよう。あれ?どうなんだろ?と考え込む皐月ちゃん。

たしかに鍵もってる。

これはあたしが渡したんじゃなく、ここの家を契約するときに、あたしよりも先に鍵を受け取って合鍵自分で作ってもってた。

そーゆうやつや、志木は