「少し、扁桃腺も腫れてますね。それが原因で熱がでてる可能性が。車に戻れば薬とは別に、抗生物質がありますので、朔さんが起きたときに飲ませましょう」
「助かるわ」
こういうとき便利よな、志木は。
「馬鹿は風邪ひかないらしいんですがね。おかしいですね」
そう笑いながら朔に布団をかけ直す志木。朔に馬鹿って言うのが伝わったのか、その瞬間朔の眉間にはシワがよった
面白い
早く元気になってや
そしてリビングに戻ると、皐月ちゃんは固まっていた。
そりゃそうよな?いきなり家にピンポンも無しで人がやって来たと思ったら、ピシッとスーツ着た男やったら
びっくりするわ
「え、えっと?この人は…」
なんて紹介しよう。友達?でいい?幼なじみ?
あたしが少し固まると、一歩前にでて志木は声を出した
「志木って言います。杏の関西の時のお世話係です」
にこりと笑いそう言った志木は、いつもよりも声が高くて、すごく爽やか。
よろしくねっ!なんて語尾についてる。
それをみて新も慧も響も口をポカンと開けた



