愛は惜しみなく与う④

いつもみたいに煩くなかったら、こんなんなんか?
いや、人が弱ってるときにこんなん思うのはアカンアカン。

コップに入った水

朔の口に、コップのふちを当ててゆっくり流し込む。朔はその間もあたしのこと見ている


ゴホゴホ


「わ、ごめん」


ちょっと勢いよく流し込みすぎたのか、朔がむせてしまった。
もってたタオルで朔の顎を拭く
 
もう!服も着替えさせたのに濡れたやん


「わぁ!!!」


朔の首元を拭こうと手を伸ばしたら、朔に伸ばした手を掴まれて、引っ張られた


朔は起こしていた身体をベッドに沈め、寝転がる。あたしはその拍子に、朔の上になだれ込む形で乗ってしまった


「いきなり引っ張らんといてよ」

「うるさい」

「は?何がよ。薬は飲み込めたん?」

「まだ。」


まだなんかい!!水はまだ残ってる。
朔の上に覆いかぶさったままで、朔が腕を離さないからあたしも身体をおこせへん


「ちょ、しんどいの?大丈夫?」

「だからうるさい」


何がうるさいやねん!こっちは薬飲んで欲しくて必死なだけやのに!!