愛は惜しみなく与う④

『総長の女』
このワードはよく聞く。

それこそ海斗さんがまだ居た時は、総長の女になりたいと、海斗さんに言い寄っている女が沢山いた。

海斗さんはあんな感じの人だから、ホイホイと遊んでたみたいだけど

そんな女達を近くで見ていたから


魂胆が見え見えでしんどくなる


つい先月は、海斗さんに付き合ってくれとせがんでいた女は、俺が次期総長だと決まった時、急に俺に迫ってきた


こーゆうことだ

誰も俺なんて見てない

総長の女って立場がほしいだけなんだ。
踏ん反り返るつもりなのか知らないが…

何があっても俺は、そういう女には絶対手は出さないと決めた。

もはや卒業するまでは女なんて…って思ってた。朔や響、みんなの世話をするので手一杯だった。

そう思ってたけど…


「泉!あのアイス買おうや!」


笑顔でアイスコーナーで飛び跳ねてる杏を好きになった。

だから、守らなきゃいけない


鬱陶しがってる場合じゃない。
それは分かってるけど、女という生き物はどうも苦手


「お前すごいよな」