愛は惜しみなく与う④

口が悪いのは知ってるし、日頃は一応、控えめに暴言とか吐かへんように頑張ってる。
ただ抑えれへんこともある


「ゴミって失礼な!」

「失礼なんは、あんたらやろ?5年片想い?ふざけんなよ」


イライラが募り、女の肩を、片手でトンと押す。軽くしたつもりやけど、ふらつく女


「あんたら泉のなにを知ってる?」


総長の女
それになんの価値があるんか、あたしには分からへん。ただただ苦労するだけちゃうん?って思う。

ただこいつらはそれを、ステータスやと思ってる。総長の彼女になれる、自分が好きなだけや

それはきっと、その人のことを…泉のことを何も見てない

そんな悲しいことあるか?



「何を知ってるって…こっちは5年間も泉くんの彼女になりたくてアピールしてたんだから、最近一緒にいるようになった、あんたよりも、泉くんのこと知ってるわよ!」


あたしは泉に出会って半年もまだ経ってない

わずか数ヶ月や


それでも


「あんたらより、泉のこと知ってる」


「はー?総長の女気取り?ほんと、泉くんも女のセンス悪いわよねー。あたしだったら自慢の彼女になれるのに」