愛は惜しみなく与う④

そして衝撃的な答えが


「あれは白バイ風に改造した、オレのバイク」


どう?凄いっしょ?と笑う中野さん
こんなんが刑事でええんか?

ついつい溜息をついてしまった


「嬢ちゃんもバカにすんのか?オレのこと。こいつら敬意も何もねぇからな。何回俺が、こいつらの揉め事を、警察の耳に届かないようにもみ消してやったか!」


中野さんは、なぁ?と泉に同意を求めるが、泉は、警察に世話になるようなことはしてないから、恩着せがましいこと言うな。と大きな溜息をついた


「そういや、さっき黒蛇が暴れてるって通報あったけど、相手お前らだろ?」

「そんなとこ。なんでオレらの情報入るの早いんだよ」

「俺が烈火のことで何かあれば逐一教えてくれって頼んでるんだわ!」


一応お前らのこと心配してるんだぞ?と笑う中野さん

暇なんかな?暇なんやろな。



「とにかく!!嬢ちゃん気をつけろよ?」


ずいっと顔を近づけてくる中野さん
急にあたしに話飛ぶやん。

うん、なによ
気をつけるって何をさ