愛は惜しみなく与う④


「蕪木!!」

加古の大きな声で泉は足を止め振り返った



「その女、弱点って言って悪かった!」


???
たしかにそう言われた。そう言われるのは嫌いやけど、でも仕方ないと思う

ただ…



「杏は弱点じゃないよ。そんな事一回も思った事ない。現にお前は、杏を使って俺をおびき寄せたけど、杏を使えたか?使えなかったろ。」


泉はそう言って、あたしの手を少しひいて加古の前にでた


「この子は、強いから」


そう言ってくれた


そんなあたし達をみて、やめたやめた!と加古は笑った
こいつ、悪いやつじゃないな。よかった


「本気でやってくれてありがとな」

「別に回りくどい事しなくても、いつでも相手してやるよ」

「あんたは?あんたも強いんだろ?また手合わせしてよ」

「あたし?全然ええけど…普通に勝っで?」


強そうやけど負けることはないな。
そう意気込むあたしに、杏はダメ!と泉に釘を刺される


とりあえず


「あの頭悪い女達に、今後一切、皐月ちゃんに構うなってゆうてくれへん?」

本題はこれやねん