愛は惜しみなく与う④

「蕪木は弱点がないんだ」

「え?あるで?」


パンツ苦手やしな?女の子がスカート履いて喧嘩してるの見てられへんしな?弱点やろ


「は?弱点あるの?」

いやいや、加古さん。教えるわけないやん?今から助けに来てもらおうとしてるのに


「お前が言う弱点とは別に、蕪木には新しく弱点ができた」


泉に弱点ねぇ…まぁ短気なのも良くないけどさ?あ、あたしに短気って言われたくないか

強さ的なことで言うと、弱点なさそうやけど。いつも喧嘩あっても、1人だけ無傷やし、戦ってんとどっかから見てるだけちゃう?って思った

ちなみにあたしは、ガンガン突っ込んでいくから、割と怪我する


あーあ結構時間経ったなぁ
あたしのシメで食べる予定やったラーメン…悲しいな



「あんただよ」



ん?


「蕪木の弱点は、あんただ」



泉の弱点があたし?
だからお前を捕まえたんだ?そう笑った加古は、あたしの腕を無理矢理引く

あたしは少しバランスを崩して前のめりになるが、あたしも一応、人質の身なんでね


警戒してるねん