愛は惜しみなく与う④

気になって皐月ちゃんをみると、少し遠くを見てそして、息苦しそうにした

「まって、大丈夫?」

「ハァハァ、ごめ、んね」

皐月ちゃんは何を見てた?
皐月ちゃんの視線の方をみると、少し派手な女の子達の軍団


知り合い?

そしてその女の子達は明らかにこちらを目指して歩いてくる


「場所離れる?」

そうたずねると、首を縦に何度も振った
あんまりいい気配はせんよな


皐月ちゃんの手を引っ張って違う方向に歩くが、少し遅かった


「佐野じゃん。人違いかと思ったけど、やっぱあんたじゃん」


1人の女が声をかけてきた
まぁなんというか、性格悪そう。見ただけでわかる

女の子は4人組
全員が皐月ちゃんを知ってるみたいな感じ


「ごめん、あたしら今2人で遊んでるし、どっかいってくれへん?」


早くこいつら遠ざけな。そう本能で悟った


「こんな女と遊んで何が楽しいの?こいつ男喜ばすことしかできないっしょ?」


は?何、この女
皐月ちゃんは歩みを止めて固まってしまった


「あのな、急に話しかけてきて礼儀もくそも何もあらへんな。あたしらに構うなって言ってるのわからん?」