愛は惜しみなく与う④

すんごい心配になる
自分も同じところで戦いたい

見てへんから心配なんかな

待つ側ってしんどい


「杏ちゃん…」


不安そうな皐月ちゃん
今はこの子を守ることが大事や

新と付き合ってたらこういう事には慣れてるのか?とか思ってたけど、そら慣れれへんわな

怖いよな


「大丈夫。あたしが守るから」


新の大切な子を傷つけさせたりせん。

泉のことやし、あたしと皐月ちゃんを、2人にはせんかな?とは思ったけど、泉も慧も行ったから、結構やばい状況と見ていい

時計を見ると、新の家庭教師のバイトも終わる頃


「新呼ぶか」

「え?新、今日くるの?」

「バイト終わったら合流するゆうてたで?」


そうなんだ。と呟く皐月ちゃん
杏と仲良く楽しんでくださいとしか、言われてなかったらしい

新らしいっちゃ新らしいけど

電話をするとすぐに新がでた

『もしもし』

「状況は?把握してる?」

『ええ、なんとか。急げば5分位で河原に着きます』

「あたし今、皐月ちゃんとおるねんか」

『そうなんですね。心強いです。皐月のこと頼みますね』