愛は惜しみなく与う④

アタフタしていると、朔が近くにきて頭を叩かれた


「何すんねん」

「今更、猫被ろうとすんな!俺と慧で全部お前のこと話したから無駄!普通にしろよ」


は?全部話したって何を?
バッと慧をみると、俺は失礼なことは言ってないよーと笑った

じゃあお前やな?朔を見ると


「ゴリラみたいな女って前情報与えといたから、別に今の見られても大丈夫だ。感謝しろよ、俺に」

なんてやつや、こいつ!!
殴りたい衝動に駆られたが、皐月ちゃんが見てるし、流石に殴れへん

それ分かってていってきたな?


とりあえず目だけで何とかならないかと、必死に睨むと

可愛い声が聞こえた


「杏ちゃん、気にしないで大丈夫だよ」


さぁどうぞ
と朔に手を向けた

ええ子やな、ありがとう、抑えれへんかったし!!


ゴチン!!!


鈍い音が響く


「ばか!グーは、やめろ、グーは」

「ゴリラなもんでね、すんません」


頭にげんこつ。この半年で朔にげんこつ何回したやろか。

そんなことはどうでもいい



「出会い方はこんなんやったけど、仲良くしてください。杏です」