少し馬鹿にしたような顔の泉だが
あたしはその表情や言葉に色気を感じてしまった

お姉様方も少し顔を赤くして、もういい!!そうプリプリしながら走って行った


なんかあれやな

泉が少しエロく感じた

は!!なんて破廉恥な!あたしは何てことを考えてしまったんや!
一瞬でもそんなこと思った自分を頭の中で殴っておく


「なに、助けに来てくれたの?」

「え?」

「ん?違うの?」


座ったまま、あたしの顔を覗き込むように横を向く泉は、さらりと前髪が顔にかかる。
その隙間から覗く目と、目が合う

助けに…
そう、か


「うん、多分助けに来た」


身体が動いてたから。よーわからんけど、助けなって思ったんかも


女の人が泉に触れるのを


見たくなかった


なんかそんな感情があった気がするけど、よくわからんから、、いいや


ほら、響こっちおいでー!もう大丈夫やで!と響に手を振る

泉に背を向けたその時、肩を引っ張られ、少し後ろにバランスが崩れた

え?



「妬いてくれたのかと思った」