女の子を抱きかかえて強引に人を避けて、目的の石垣にたどり着く
女の子は、中学生?くらいの子
「迷子か?それとも、あたしが蹴飛ばしたしか?」
うるうるとした瞳はあたしを捉えた
そしてグズグス鼻をすする
怪我したんやろか
そう思って女の子の顔を覗き込もうとしたときに気づいた
「浴衣、着崩れてる。なんかあったか?」
女の子の胸元や、足元が着崩れて、そして、尻餅でも着いたのか、お尻は汚れてる
浴衣とかでガサツにトイレとかいくと、足元広がってしまうよな
わかるわかる
じゃなくて!!
何も話してくれないから、あたふたしてると小さな声がした
「人混みで…いっぱい触られて…浴衣も崩れちゃうし…お家帰りたい」
悲痛な声
こんだけ人おったら、そーゆうことも起こってしまうんか。
全然気が付かんかった
それでこの子は…
「友達ときたん?」
「うん。でもはぐれちゃって…探してる時に…ぐすん」
「あたし暇やし、友達一緒に探したろか?どんな子や?」
「でももう…浴衣もぐちゃぐちゃだから、歩けない」
そうか…
痴漢とか縁がないから気持ちがわかってあげれへんけど、怖かったよな
「大丈夫!あたしに任せて」



