愛は惜しみなく与う④

「泉!行って!」

あたしは、もみくちゃにされてるけど、泉の周りはなんか、ひとまわり隙間がある。
なんや?オーラが放たれてて、人が近寄れへんのか???

いやそんなことはどうでもいい

今は響を…


「チッ、そこ動くなよ」


軽く舌打ちをして泉は響が人に流されていった方へ進む


あたしはというと
ほんと、もみくちゃ

行きたい方向に進めへんから、端っこにくる


あたし背はそんな低いほうちゃうけど、こんだけ人がいると、埋もれてしまう

はぁ

お祭りも戦場やな


隅っこの石垣にでも座っておこうか。キョロキョロして、人の隙間を縫って歩いている時


何かを蹴った


え?なに?
足元に何かうずくまる……は!!!


「どうしたん?大丈夫?」


何かにつまずき、足元に何か邪魔なもんあるわと思ったら、女の子がうずくまっていた


あたしはなんてことを!!


「ごめんごめん!めちゃ蹴ってしもた!大丈夫?具合悪いん?」