愛は惜しみなく与う④

とりあえずええわと断り、ナンパしてくると意気込む拓也とも分かれた

「泉は、ナンパせんの?」

少し冗談で聞いてみると、ものすごく驚いた顔で見られた

ごめんやん


「せんでも、寄ってくるか」


そうや。さっきからも、隙あらば絡もうと、あたしたちを取り囲む女の子達がいっぱいいる。

ナンパせんでも、ほいほいついてくるな


「あの女誰よ」


ちょくちょく聞こえてくる声も、聞こえないものとする。いちいち反応してたら大変やしな

人も凄くなってきて、歩きづらい

響が俺、イカ焼き買ってくる!と離れた

これ一回離れたら合流するの大変そうやん。てゆうか…響1人で大丈夫?

テンションあがって、1人で人混みの中に突っ込んでいった響だが…
心配


泉も同じことを思ったのか、少しソワソワした様子で響のことを目で追う

案の定


女の子に取り囲まれてる

はぁ

元気なんも、程々にせんとな

響の方へ歩こうとするが、なかなか進めない。その間にも響が女の子の餌食に!!

あかんあかん。早よ助けな