愛は惜しみなく与う④


だからかな

自分のことは自分でしようと思ったのは

何かを察したんやと思う

今後1人で生きていくことがあるかもしれないって。志木に頼ったりできないことがあるかもしれへん

だからあたしは


生きる上で必要な、身の回りのことは全部自分でした

みのりさんに料理や家事を教わった
勉強だって、しっかりしたし
喧嘩は雄作さんが教えてくれたし


1人でも大丈夫って思って


ま、志木がべったりやったから、何かと世話を焼いてくれてたけど。
あの家で学んだんは、ほんまに生きる力やわ


「杏の家、迷子になりそうなくらいでかい?」

響が、俺は泉の家でも、少し迷子になるのに…と言う 

そうやな

「多分、迷子になって、外出れへんくなると思うわ」


響の言う通り、あの家は迷う
特にあたしは、後半はずっと離れにいた

鈴のフリして、母屋の方にいるときは、見覚えないところとかあるし


多分、訳のわからん実験とかしてる、やばそうな部屋も2.3部屋ありそう

それに関しては、志木に否定されたけどさ?