愛は惜しみなく与う④


なんやろ。なんか、小っ恥ずかしい

あたしにもたれて眠る泉の口角はすこし上がって、微笑んでるように見える


そして髪をよけているあたしは、もうなんか、泉のあたまを撫でてるようにしか見えない

そんなあたしの顔も笑ってる


「いい写真」

「……あたしって、ボディタッチ激しい?」

「今更ですか?そんなこと気にしてたんですか?」


昔色々言われた。薔薇のみんなにも。杏はボディタッチが激しすぎると

自覚はなかった

殴るのも蹴るのもボディタッチやろ?違う?なんかコミュニケーションの一環として組み込まれてて、みんなが言う意味が理解できなかったけど


こうやって、はたから見ると、気にもせずした行動が、激しめのボディタッチに見える


あかんあかん


「こんなんやしビッチとか言われるんや」


ポツリとつぶやくと、掃除をしていた朔と目の前の新が爆笑した

いや、笑うところちゃうで?あたしの悩みやで?


「び、ビッチって言われんの?お前!やべ、腹痛え!ギャハハ」

「不意打ちすぎて、笑ってしまいました、す、すみません」