愛は惜しみなく与う④

それは黒蛇と帝王の喧嘩のことだろう。
帝王はなんてゆうか…あたしも数回狙われたけど、寝てても勝てる感じやった

それに比べて、最近大人しくしていた黒蛇が、活動的になったと思うと…


「総長になった男は、岩見という男でして。黒蛇の元幹部だった男です」

「ほなあれか、繰上げみたいな感じで総長になったってこと?」


ええんか、そんな決め方で…
総長ってのはもっとこう…それに値する器と強さを兼ね備えた…


「俺1人で勝てる」


そうそう、泉みたいな感じの男が総長になるべきやと思う

トイレから戻った泉は、疲れた…と呟き、あたしの隣でコテンと目を瞑り眠ろうてする

あ、そんな大したことない感じやったんね


「ご飯は?朔と響に用意させるけど」

「ん、15分だけ寝させて」


あたしの肩に首をコテンと傾けて泉は寝てしまった。疲れてたんかな?
そんな泉の髪が自分の首に触れてすこしくすぐったい

起こさへんようにソロリと髪をよけると、カシャと機械音がした


ソファの向かい側に座る新が、携帯をこちらに向けていた


「え?どうしたん?」

「絵になってたのでついつい」


気にしないでください。そう笑ったが、気にする。見せて?と言うと、LINEで送ってくれた


……



「ちょっと恥ずかしいわ」