『お行儀悪いですよ』

うっせぇ!そう朔は言うが、この2人もまぁ、なんとなく仲良くなった気がする。
会えば言い合ってるけど

って


「用件は何?」

『杏様のお身体を心配して、掛けさせていただきました』

「心配って…あんた帰ったん昨日やろ?昨日元気やったやん」

『いえ、一応治ってからも1週間はそばで見守ろうかと思ってましたので…』

「過保護すぎるだろ!こいつそんな、やわに見えるか?」

「朔!杏も女の子だろ?安静にしとかなきゃだから」

「響…こいつのどこが女の子なんだよ」

『杏様?朔さんを家から追い出してもいいですよ?』

「こら、朔!机に肘つくな!」


もう食卓がカオス

そして言ったそばから、朔の肘がコップにあたり、お茶がこぼれる


「わーーーー!」

「ティシュティシュ!」

「アホボケ!ゆうたやろ!しばくぞ!」


『………元気そうでよかったです。一旦切りますね』ブチ


ごちゃごちゃしてきて、対応するのが面倒になったのか、志木が電話切りよった!

ほんまに!なんやこのわちゃわちゃした食事は!!