あたしも行く!そう言うのを予想していたのか、悔い気味で断られた


「偵察って言ったの理解できます?偵察は、相手にバレずに様子を伺うのです。朔も杏も、偵察に不向きでしょう。感情ですぐ動いてしまうんですから」


凄く冷静に、ダメ出しされた

うぅ…偵察…向いてないけど…

まだ理由ありますが、言いましょうか?と追い討ちをかけてくる新を、泉がフォローする


「とりあえず様子見だから…大人数で行くこともないし、いつも最初の偵察は、新と2人で行くからさ?な?1時間で戻る」


「ほら、俺らは特攻隊長だろ?偵察はこいつらに任せたけばいいんだよ!」


飯くうぞ?と朔に肩に腕を回されて、強制的にリビングの方へ引きずられる

まぁ偵察なら大丈夫か


「気をつけてな?」


そう言うと、2人揃って返事をしてくれたから、諦めよう
リビングに戻ると響がご飯の用意をしてくれていた。

ほんま、よくできた子やで…


「あれ?慧は?」

「今日は、バイトの後、知り合いの家に行くって言ってたよ?」

あぁ、そやったな。忘れてたわ
みんないることが当たり前になってた