愛は惜しみなく与う④

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本当に今の気持ちを言葉で表すなら


「最悪」


そう呟く俺に、美波は、何が?と笑う
はぁ、まじでタイミング悪すぎる。てゆうか、全体的に杏は誤解してる


「ねぇ、朔くん。あの子やばくない?男前すぎない?彼女じゃないよね?」

「るっせー。彼女じゃねーよ」

「なんか、あたし達が付き合ってたと勘違いしてるのかな?あたしが泣いたら、朔くんのこと説教してくれたし。まじ男前の美少女だった」


美波はきゃっきゃと笑う
なんでこんな夜中に美波と公園なんか居なきゃいけねーんだよ


「お前マジで、しつこい」

「久しぶりに遊んでくれないかな?って思っただけなんだ」

「もう、誰も遊ばないって言ったろ?てゆうか、お前と遊んでたのなんて2年前じゃん」


そう

美波と最後にあったのは2年前

そして付き合ってない。所謂、セフレってやつだ
 

急に連絡とれなくなったって、2年も前だぞ?携帯くらい変わるわ。
てゆうかもう、なんだか俺は心が痛いよ…