愛は惜しみなく与う④

朔は会うの久しぶりやろうに

口に出すのは大和ことか、自分のこと
朔なんて視界に入ってないみたいや。


「あんたらが苦しめてた小さい朔は、立派になった。いつも笑顔で、みんなのムードメーカーで。ちょっとアホやけど…

それでも!!

あんたらみたいなクズと繋がりがあるなんて思えへんほど、ええ子や」


わかるか?
あんたらの前にいるのは
あんたらが昔、傷つけてきた子供や


「小さい子ってな、何されてもな?親しか頼る事ができひんねん。殴られようが、蹴られようが……苦しくても結局は、大人がいな、生きてけへんねん!!!!」


ヒートアップするあたしの首に、後ろから朔が腕を回す。そして朔はあたしの耳元で鼻をすすりながら、もういいから。そう呟く

苦しいわ

いくら朔がもういいって言ったとしても

罪の意識もないなんて
イラついて仕方がない!!!


「人の家のことに口を出すな」


は?そう思った時
泉が男の頬を思いっきり叩いた