……?はい?
今なんて言った?俺らの家?
『荷物まとめてると思ってたのに』
泉は溜息混じりに、やれやれと呟き、動けずに固まる俺の横を通り過ぎて
家の玄関に立つ
何するんだ?
それさえ聞けなかった
この時俺は本当に、思考回路がストップしていた。
泉がインターホンを鳴らす
おい!やっとそこで、やめろよと声をかけたけど、もう遅い
中から女が出てきた
他所行きの顔をして
『あら、どなたかしら?』
『……朔の荷物ある?』
そうストレートに尋ねる泉は、俺の名前を呼んだ。なんだよ。覚えてんじゃん
女の視線は俺に注がれる
『朔くんの荷物?お泊りでもするの?』
『いや?もう帰らないから、必要なものだけ持っていく』
『……!?はぁ?何お前!!!っ!!』
何言ってんだよと掴みかかろうとするが、思いっきり口を大きな手で塞がれて、死にそうになる
ふがふが言う俺をチラリと見て、女に視線を戻す泉は
言った
『お前も…こいつに手を出してるな。見ればわかる』
今なんて言った?俺らの家?
『荷物まとめてると思ってたのに』
泉は溜息混じりに、やれやれと呟き、動けずに固まる俺の横を通り過ぎて
家の玄関に立つ
何するんだ?
それさえ聞けなかった
この時俺は本当に、思考回路がストップしていた。
泉がインターホンを鳴らす
おい!やっとそこで、やめろよと声をかけたけど、もう遅い
中から女が出てきた
他所行きの顔をして
『あら、どなたかしら?』
『……朔の荷物ある?』
そうストレートに尋ねる泉は、俺の名前を呼んだ。なんだよ。覚えてんじゃん
女の視線は俺に注がれる
『朔くんの荷物?お泊りでもするの?』
『いや?もう帰らないから、必要なものだけ持っていく』
『……!?はぁ?何お前!!!っ!!』
何言ってんだよと掴みかかろうとするが、思いっきり口を大きな手で塞がれて、死にそうになる
ふがふが言う俺をチラリと見て、女に視線を戻す泉は
言った
『お前も…こいつに手を出してるな。見ればわかる』



