俺がお母さんの子供だったなんて証拠
もうどこにもない
『おい、朔、ツラ貸せよ』
おわった
加藤さんにやられるのも、しゃくだけど
終わらせてくれるならもう、誰でもいいや
『おいおい、加藤!こんなボロボロのガキ興味ねぇんだけど?』
『違うんですよ!ストレス解消くらいにはなりますよ?それにこいつ、万引きもやるんで、パシって下さい』
まただ
加藤さんは、すぐ俺を売る
そういやこの人について行ってたけど、この人が俺のために体を張ってくれたことなんてなかったな…
『おい、ガキ!喉渇いたのと、雑誌読みたいから、そこのコンビニで取ってこいよ』
ほら
そう背中を蹴られて、足がコンビニへ向かう
もう何もかもがどうでもよかったんだけどさ?
せっかくお母さんに胸を張って会えるように、悪いこともやめたのに
ここでしてしまうのは
ダメなんじゃないのかなって思った
もう望みもないけど
こんな風に、終わりたくないなって
『すいません。俺にはできません…』
頭を下げた
もうわかんないけど
これ以上自分に嘘をつきたくない
もうどこにもない
『おい、朔、ツラ貸せよ』
おわった
加藤さんにやられるのも、しゃくだけど
終わらせてくれるならもう、誰でもいいや
『おいおい、加藤!こんなボロボロのガキ興味ねぇんだけど?』
『違うんですよ!ストレス解消くらいにはなりますよ?それにこいつ、万引きもやるんで、パシって下さい』
まただ
加藤さんは、すぐ俺を売る
そういやこの人について行ってたけど、この人が俺のために体を張ってくれたことなんてなかったな…
『おい、ガキ!喉渇いたのと、雑誌読みたいから、そこのコンビニで取ってこいよ』
ほら
そう背中を蹴られて、足がコンビニへ向かう
もう何もかもがどうでもよかったんだけどさ?
せっかくお母さんに胸を張って会えるように、悪いこともやめたのに
ここでしてしまうのは
ダメなんじゃないのかなって思った
もう望みもないけど
こんな風に、終わりたくないなって
『すいません。俺にはできません…』
頭を下げた
もうわかんないけど
これ以上自分に嘘をつきたくない



