『お母さん!!!』
そう言いながらお母さんの腕の中に飛び込んだ。
温かいぬくもり
もう二度と抱きしめてもらえないと思った
だから嬉しかった
俺はこの幸せな思い出さえも
この温もりさえも
忌々しい記憶で忘れてしまっていた
『ごめん、朔、ごめんね』
涙を流しながら俺に謝るお母さん。どこか痛いの?そう聞いても返事はない
ただ、謝られた
俺がもう少し大人なら
中学生とかなら
お母さんを守ってあげれたのかな
お母さんは俺の頭をよしよしと撫でて、そして手に持っていた梨沙のハイヒールを玄関に置いた
そしてそのハイヒールを、とても冷たい目で睨んだ
『ねぇ朔?』
『どうしたの?お母さん』
『今誰かおうちに遊びにきてるの?』
『うん!梨沙が来てるよ!』
そう答えると、階段の方を見て、ただ「そう、梨沙…」と呟いた
なんだか怖くなりお母さんの腕にしがみつくと、再び優しい笑顔で抱きしめてくれた
あぁ
やっぱり俺のお母さんは、この人だ
この温かさは、お母さんじゃないと感じられ無い
そう言いながらお母さんの腕の中に飛び込んだ。
温かいぬくもり
もう二度と抱きしめてもらえないと思った
だから嬉しかった
俺はこの幸せな思い出さえも
この温もりさえも
忌々しい記憶で忘れてしまっていた
『ごめん、朔、ごめんね』
涙を流しながら俺に謝るお母さん。どこか痛いの?そう聞いても返事はない
ただ、謝られた
俺がもう少し大人なら
中学生とかなら
お母さんを守ってあげれたのかな
お母さんは俺の頭をよしよしと撫でて、そして手に持っていた梨沙のハイヒールを玄関に置いた
そしてそのハイヒールを、とても冷たい目で睨んだ
『ねぇ朔?』
『どうしたの?お母さん』
『今誰かおうちに遊びにきてるの?』
『うん!梨沙が来てるよ!』
そう答えると、階段の方を見て、ただ「そう、梨沙…」と呟いた
なんだか怖くなりお母さんの腕にしがみつくと、再び優しい笑顔で抱きしめてくれた
あぁ
やっぱり俺のお母さんは、この人だ
この温かさは、お母さんじゃないと感じられ無い



