「だからそういう事なんだよな」

「え、な、何が?」

たしかに!あたしも朔に言われて思ったけど、普通にやばいやん!?殺人やん!?あたしサイコパス!?


一人で思い返してテンパってると、変な妄想やめろと朔に止められた


「可哀想って思われたり、同情されたりするのが嫌で、誰にも過去のことを話したくなかった。杏もそうだろ?でもさ?
俺は杏の過去なら知りたいって思うよ。サトルの事聞いても、同情なんてしない。一緒に戦ってやる。そう思ったから…」


だから、杏も同じなんだな。
杏も俺のこと、受け入れてくれるって言ったんだな


朔の笑顔が見れた


朔の言いたいことが分かった。
大事にしてる人の話なら、過去に何があろうと、それで嫌いになったり同情したりなんてしない。

すべて知って、そして、相手のことを理解してあげたいと思う。


「女に話すの初めて」

「そーなん?安心して話し」


あたしは朔の味方やから…



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