いつでも素直にぶつかってくれるのに
俺の過去だって聞いたら受け入れてくれて、一緒に泣いてくれるのも知ってる
わかってんだ
あいつは優しいから
でもそれが今までできなかったのか
俺が自分の過去を恥ずかしいと思ってるから
忌々しい出来事すべて
俺の中の恥ずかしくて惨めな記憶だから
親に愛されない
家族がいない
それは俺にとって、幼い俺にとっては、みんなと違うというコンプレックスだったんだ
杏の顔思い浮かべたら
自分の心にも素直になれる
ほんと、これが終わったら謝ろう
突き放してごめんって言おう
俺の話も聞いてもらおう
ださくてもいいや
なんだか今は、杏の優しさに触れたいと思った
こいつらが殴り疲れるのが先か、大和がやめろと声をかけるのが先か
俺がくたばるのが先か
いっそのこと気絶してみるか?そしたら、やめないかな。その時に隙ができて、逃れる?
いや、俺そんな器用じゃなかったわ
いってーな
腹に力入れるのも疲れてきた
ほんと
「杏に会いたい」
……
俺の過去だって聞いたら受け入れてくれて、一緒に泣いてくれるのも知ってる
わかってんだ
あいつは優しいから
でもそれが今までできなかったのか
俺が自分の過去を恥ずかしいと思ってるから
忌々しい出来事すべて
俺の中の恥ずかしくて惨めな記憶だから
親に愛されない
家族がいない
それは俺にとって、幼い俺にとっては、みんなと違うというコンプレックスだったんだ
杏の顔思い浮かべたら
自分の心にも素直になれる
ほんと、これが終わったら謝ろう
突き放してごめんって言おう
俺の話も聞いてもらおう
ださくてもいいや
なんだか今は、杏の優しさに触れたいと思った
こいつらが殴り疲れるのが先か、大和がやめろと声をかけるのが先か
俺がくたばるのが先か
いっそのこと気絶してみるか?そしたら、やめないかな。その時に隙ができて、逃れる?
いや、俺そんな器用じゃなかったわ
いってーな
腹に力入れるのも疲れてきた
ほんと
「杏に会いたい」
……



