「おい、こら、理事長ぉぉぉぉ!!」



理事長室に大声で叫び窓から入る。


これぐらいやれば流石に
あの理事長でも来るだろう。



「な、なんだい恋風君…」



「あぁ、居たのか」



素っ気無い態度を取り、近くのソファに座る。


そして本題に入らせてもらおう。



「…能因夜雪がいたんだが。」



そう言うと、理事長殿は少し殺気を漏らした。


まるで許せないかの様に。


そこまで能力者は大事か?


私には微塵も理解できない。



「ついに宣戦布告したか…」



理事長殿はそう呟いた。



「宣戦布告?」


「三組織会議ではいかなる攻撃でも
 決してしてはならない。
 攻撃した場合…」


「した場合?」



「他、二組織への宣戦布告と見なす。」