「義手、ですか?」 「そうですね、でもこれは、腕や手を失ってしまった人用ではなくて、麻痺などで動かなくなってしまった人用なので、こうやって手を覆うようにできているんです」 「へえ」 「好きなボタンを押して動かしてみてください」とリモコンを渡されて、「グー」と書かれたボタンを押してみる。 「わ! 本当にグーだ」 「とりあえず、ジャンケンが分かりやすいかなと」 「チョキ! パーもできた! えー意外と楽しいかも!」