「でも、何で俺なんすか?」 正直、どうして声をかけられたのか理由が分からない俺が聞いたのはそれだけ。 そんな俺に 「見た目」 そう即答した谷島社長。逆にさっぱりした気持ちよさを覚えた俺は、この人について行こうってこの時決めた。 幸い恵まれた高い身長に筋肉質な体、整った少し濃い目の顔、それを武器に見た目だけで寄ってくる女を適当にあしらってた俺。 他には何にもないと思っていた俺にも、自分の持ち物を生かして何かが出来るんだったら……ヒモでいるよりはマシだろう。