……ったく、ちょっと身長が足りなかったって。 理奈がデカい分余計にその小ささ、細さが目につく。 見たところ凹凸は無く、社長が言うように女さしさが確かに欠けた体。 さて……どうするか。 「東 龍太です。どうぞ」 とりあえず奥へ招き入れようと手を取ろうとした、そんな差し出した右手をあっさりとすり抜けて部屋へと入る詩織。 「じゃあ……お邪魔しますね」 何か……調子狂うんですけど。