-コンコン- 規則正しいノックの音で、すっかり眠りこけていた事に気付く。 「やべっ!!」 慌てて顔を洗うと首にタオルをかけたまま、扉を開いて…… 「社長に言われて来た山内です」 そこにいたのは、想像以上に小さな、弱々しい声の女が一人。